糖尿病内科

  • HOME
  • 糖尿病内科

糖尿病内科

糖尿病の患者さまは増加の一途をたどり、日本の総人口の5人に1人が糖尿病または糖尿病予備軍という時代がやってきました。糖尿病は加齢や遺伝的素因のほか日常の生活習慣が誘因となって発病することが多いため「生活習慣病」といわれています。日本で糖尿病の患者さまが増え続けている理由の1つは、現代社会そのものが糖尿病を増やす生活習慣を生みやすい構造にあるからです。食べ過ぎ、運動不足、ストレス、アルコールの飲み過ぎなどは血糖の上昇を招き、外食産業やコンビニの隆盛、自動車社会の繁栄、肥満の増加、ストレス社会などはすべて糖尿病増加の原因となっています。
こうした環境の中では膵臓で作り出されるインスリンというホルモンの作用が不足し、そのために個々の細胞が血液の中からブドウ糖を取り込んでエネルギーとして利用することができなくなることで血糖値が上がってしまうのです。このようにして高血糖が持続することが、ひそかに少しずつ血管をむしばんでいきます。最初は細小血管が傷つき、徐々に網膜症、腎症、神経障害といった合併症を引きおこします。
それに対して糖尿病の治療も目覚ましい発展を遂げてきました。基本となる治療は食事療法・運動療法ですが、それでも血糖コントロール不良の場合にはインスリンの分泌を促す薬を飲んだり、インスリンそのものを補充するなどの薬物治療を行います。